パーパス・経営ビジョン・企業理念 - 大切にしている言葉 -
当社は、長年にわたり界面カガクを探求し、人々の暮らしを豊かにする製品を生み出してきました。その歩みを支える3つの大切な言葉があります。創立以来の企業理念を基盤とし、ありたい姿としての経営ビジョン、そして社会における私たちの存在意義を表すパーパスへと発展してきました。ここでは、私たちの現在、そして未来を形づくるこれらの言葉をご紹介します。
企業理念
製品を売るにあらずして技術を売る
受け継がれる理念
当社の創業者はこの言葉を胸に刻み事業をスタートしました。「技術を売る」。これは単に製品を提供することだけではなく、お客様の課題に寄り添い、解決策を見出していく道のりを共に歩むという決意です。お客様の現場に足を運び、実際の使用環境で製品の性能を確認しながら改善を重ね、技術開発に繋げていく⸺ 。時には険しい道もありますが、その先には必ず新しい発見があります。
お客様との深い信頼関係
こうした姿勢は脈々と受け継がれ、お客様との深い信頼関係にも繋がっています。困難に直面したとき、私たちはこの理念に立ち返り、技術を通じて具体的な解決策を提案します。一つ一つの取り組みは小さくても、より良い未来への確かな一歩となると信じています。
社会への想い
この「技術を売る」という理念は、私たち日華化学の心そのものです。それは単なる利益追求ではなく、社会をより良くし、人々の生活を豊かにしたいという強い想いに支えられています。私たちは日々、この想いを胸に刻み、技術を通じて社会に貢献していく決意を新たにしています。
創立当時の様子。最前列中央が創業者の故江守清喜。
「製品を売るにあらずして技術を売る」という理念は、80年以上経った今も私たちの原点です。
経営ビジョン
世界中のお客様から最も信頼されるイノベーションカンパニー
お客様の課題を自分事に
お客様が課題に直面したとき、真っ先に思い浮かべてもらえる存在でありたい。そんな願いがこのビジョンの根底にあります。「最も信頼される」とは、単に製品の品質だけでなく、社員・企業としての誠実さや社会的責任を果たす姿勢が込められています。お客様の課題を自分事として捉え、共に解決策を見出すパートナーでありたいのです。
イノベーションへの情熱
「イノベーションカンパニー」として、私たちは新しい価値の創造に情熱を注いでいます。技術革新はもちろん、EHD 事業(環境、健康・衛生、先端材料)への構造転換を進め、社会課題の解決に貢献していきます。研究開発の中核拠点であるNICCA イノベーションセンターを中心としたオープンイノベーションの推進や、環境配慮型製品の開発などに真摯に取り組み、お客様により良い価値を提供することを目指しています。
グローバルな視野
国境や文化の垣根を越え、多様な市場に対応するため、グローバルな視野と各地域に根ざしたきめ細かな対応力を磨いています。世界各地の拠点で培った知見と日本発の技術力を融合させ、お客様一人ひとりの信頼に応えることを目指しています。
イノベーションストーリー:世界中のお客様から最も信頼されるイノベーションカンパニーを目指して
パーパス
Activate Your Life
80 年以上前、私たちは「製品を売るにあらずして技術を売る」という理念を掲げました。この精神は、今日まで脈々と受け継がれ、私たちを「世界で最も信頼されるイノベーションカンパニー」へと導く道標となっています。そして今、その先の未来を見据え、新たにパーパス(存在意義)を定めました。それが「Activate Your Life」です。
この言葉には、長年培ってきた「界面カガク」を通じて、人と社会をアクティベートするという決意が込められています。環境、健康、持続可能性など、社会が直面する様々な課題に対し、私たちの技術と挑戦する力で解決策を提供していく。それこそが、日華化学の存在意義です。
一人ひとりの社員が、この組織の重要な一員として活き活きと働くことができ(Activate・アクティベート)、活躍することで、お客様の、そして社会の未来も輝いていきます。多様な個性と経験を持つ人材が協力し合い、その多様性がイノベーションを生み出しています。これは、私たちが大切にしている理念とビジョンの自然な発展形なのです。
「Activate Your Life 」⸺ この言葉に、私たちの過去、現在、そして未来への想いを込めています。さあ、次の100 年に向けて、今日、私たちは何をアクティベートしていけるでしょうか。日華化学は、お客様とともに、より豊かで輝かしい未来を創造していきます。

日華化学のパーパス ムービー