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会社概要

コア技術

技術を、掛け合わせる。可能性を、デザインする。
~未来のあたりまえをアップデートする、NICCAの界面科学~

私たち日華化学は、異なる物質の境界である「界面」を科学し、そこに新たな価値や機能を生み出す化学メーカーです。 雨を弾いたり、汗をかいてもすぐ乾く衣類で快適に過ごせること。汚れがついてもクリーニングできれいになること。ダメージを抑えながら、自分らしいヘアスタイルを楽しめること。 そんな日常の「あたりまえ」の心地よさも、実は「界面」をコントロールする私たちの技術が支えています。

当社の製品は、お客様が求める機能を実現する手段として、「界面科学」の知見やメカニズムを活用しています。そして、その機能を製品としてかたちにするうえで欠かせないのが、「有機合成技術」「高分子合成技術」「素材探索技術」「製剤・処方・評価技術」「生産技術」の5つのコア技術です。

しかし、私たちの本当の強みは、これらの技術が個々に持つ力だけではありません。
「有機合成技術」「高分子合成技術」で創り出した素材や、「素材探索技術」で見出した成分をもとに、「製剤・処方技術」で最適な形に仕上げる。その過程や最終段階では常に「評価技術」が関わり、品質や効果を科学的に裏付けます。さらに「生産技術」によって安定的な量産を実現し、確かな品質の製品としてお客様のもとへ届けています。

一つひとつの技術を戦略的に掛け合わせることで生まれる「シナジー」こそが、私たちの価値創造の源泉です。
この独自の技術の『掛け算』によって、繊維加工、化粧品、クリーニング、金属、紙パルプ、半導体、などさまざまな分野にこれまでにない価値を提供し、未来の「あたりまえ」を、アップデートし続けます。

【カンタン解説】界面科学ってなに?
Q.界面ってなに?どこにあるの?

A.界面とは、性質の異なる物質が触れ合う「境界面」のこと。液体と気体の境界面や、固体と液体の境界面、液体と液体の境界面など、自然界から私たちの肌の表面、そして目には見えないミクロの世界にまで、あらゆるところに無限に存在しています。

例えば、キラキラときらめく水面。
これは「液体」と「気体」が出会う、最も身近な境界面です。
例えば、衣類の表面。
これは「一本一本の繊維の表面(固体)」と「液体」が触れ合う境界面です。
例えば、酢と油が分離している状態のドレッシング。
これは「液体」と「液体」が混じり合う前の境界面です。

このように、「境界面」はあらゆるところに存在します。そしてそこには様々な現象が起こります。例えば衣類に汚れが付着したり、水が染み込んでしまったり、液体を混ぜたいのにうまく混ざらず分離してしまったり・・・

では、どうやって境界面に起こる現象をコントロールするのか?
その鍵となるのが、様々な働きを持つ「界面活性剤」なのです。

Q:界面活性剤とは?

A.界面活性剤は、例えば水と油のように異なる物質同士の「境界面」に作用し、その性質を変えることで、これまでにない機能を生み出します。こうした機能は、洗濯や調理、バスタイムなど、私たちの暮らしに身近なさまざまな場面で活用されています。ここでは、代表的な4つの機能について身近な例を交えながらご紹介します。

1

汚れをスッキリ落とす

洗浄

身近な例:洗濯用洗剤
汚れを包み込んで落とします。

 

2

混じり合わないものを混ぜる

乳化・分散
身近な例:マヨネーズ  酢と油を混ぜ合わせます(乳化)。
プリンターのインク  微細な色の粒子を液体全体に
均一に広げます(分散)。

3

泡を作ったり、消したりする

起泡・消泡

身近な例:シャンプー
適度な泡立ちと泡切れを実現します。

4

濡れやすく・染み込みやすくする

湿潤・浸透

身近な例:新品タオルの洗濯
水分を吸収しやすくします。

私たち日華化学は、この目には見えない「境界面」をコントロールすることで、暮らしの中に「心地よさ」や「新たな価値」を生み出しているのです。

〔動画〕1分でわかる界面科学

5つのコア技術 × シナジー
~技術の掛け合わせが生み出す、無限の可能性~

技術の「掛け合わせ」が、どのように価値を生み出しているのか。そのプロセスを、以下の図でご覧ください。
私たちの価値創造は、界面科学を基盤とした「新たな機能を創り出す技術」と「お客様と共に価値を創り上げる技術」 という、2 つの力の掛け算によって成り立っています。このシナジー効果を生み出す力こそが、当社の最大の強みであり、 繊維加工から半導体加工まで、さまざまな分野で独自の価値を創造する原動力なのです。


新たな機能を創り出す技術
有機合成技術

分子を「デザイン」し、実感できる「価値」を創る。

当社の有機合成技術の強みは、「こんな機能がほしい」というお客様の声を出発点に、分子構造を精密に「デザイン」する点にあります。

例えば、布のやわらかな風合いはそのままに、特定の汚れだけを狙って落とす洗浄成分。私たちは、その汚れが持つ分子のかたちを「鍵穴」だと見立て、そこにぴったり合う「専用の鍵」となる分子を、一つひとつ設計し、創り出します。

この「鍵と鍵穴」の考え方は、ヘアケア商品にも活かされています。髪のダメージ部分だけを狙って補修する成分も、この技術から生まれています。

目には見えない、小さな分子の世界での緻密なデザイン。その積み重ねが、触れたときの感触や仕上がりといった確かな実感へとつながっていくのです。

新たな機能を創り出す技術
高分子合成技術

分子の「鎖」を編み、未知なる「機能」を紡ぐ技術。

高分子とは、小さな分子(モノマー)が、まるで鎖のようにつながってできた巨大な分子のことです。その鎖の「長さ」や分子の「並び方」、三次元的な「立体構造」を分子レベルで精密にデザインすることで、素材に新しい機能や、強さ、しなやかさなどを与える。それが、当社の高分子合成技術です。

この「分子の鎖」の編み方をほんの少し変えるだけで、素材の性質は驚くほど変わります。カチカチに硬くすることも、羽のようにしなやかにすることも。さらに、水をはじく性質や、クッションのように衝撃を吸収する力など、さまざまな特性を持たせることが可能です。

私たちは、分子のつながりを精密にデザインすることで、撥水性、柔軟性、耐久性といった、お客様が求める最適な特性をオーダーメイドで引き出します。その成果は、水をはじく高機能な衣類や、長期間の使用に耐える自動車の内装材など、暮らしと産業を支える幅広い素材に活かされています。

新たな機能を創り出す技術
素材探索技術

「何が効くのか」を科学的に見極め、素材の「真価」を最大限に引き出す。

お客様の髪や頭皮に直接触れる化粧品事業において、最も重要なのは、お客様が求めている機能を実現するために必要な成分を見つけ出し、その成分が持つ力を最大限に引き出すことです。

たとえば、ヘアケアやスカルプケアに効果があるとされる、非常に優れた成分があったとします。しかし、それをただ配合するだけでは、本当の価値は生まれません。重要なのは、その力を「どこで」「どのように」発揮させるかという点です。

当社の素材探索技術は、成分の真価を解き明かす、科学の目をもった探求力です。その成分が働きかけるべき最適な細胞はどれか。どの遺伝子を活性化させるべきか。私たちは、「どう効くのか」「なぜ効くのか」という問いに科学の力で向き合い、成分の作用メカニズムを解き明かします。さらに、外部機関との連携も活用しながら、成分が最も効果を発揮できる組み合わせを見つけ出しています。

こうして得られた確かなエビデンスこそが、お客様に商品を信頼していただき、安心して使い続けていただくための、私たちの大切な約束です。

お客様と共に価値を創り上げる技術
製剤・処方・評価技術

研究室(ラボ)の「価値の種」を、お客様の現場での「確かな成果」へ。

ラボで生まれた、どんなに優れた技術や素材も、それだけでは真の価値を発揮しません。お客様の現場で、その性能が十分に引き出されてこそ、私たちの仕事は完成します。ラボと現場という、最も重要な二つの点を一本の線で結ぶ技術。それが、当社の製剤・処方・評価技術です。

私たちはまず、素材の力を最大限に引き出すための設計図となる「レシピ」を描きます(処方)。
次に、使いやすさと安定性を両立させた、最適な「製品」という形へと仕上げます(製剤)。
そして、その品質と効果を、科学的なデータで確かめます(評価)。

この「処方・製剤・評価」という、三位一体の技術サイクルを、妥協なく徹底的に繰り返すこと。
それこそが、ラボで生まれた価値の種を、お客様の現場で確かな成果へと昇華させるための、私たちの役割です。

お客様と共に価値を創り上げる技術
生産技術

世界に日本品質を。そして、お客様一人ひとりの想いに応えるために。

どんなに画期的な技術や優れた製品も、世界中のお客様のもとへ、スピーディかつ安定的に届けられて、はじめて十分に活かされます。当社の生産技術は、研究と製造が密に連携し、下記の二つの強みを両立させることで、技術と品質を確かなかたちで社会へ届けています。

一つは、世界中に「日本品質」を届ける、グローバルな標準化の力です。海外拠点では、現地社員と本社・各拠点からの出向社員が一体となり、言語や文化の壁を越えて品質基準を共有。グローバルな知見とローカルな市場理解を融合させることで、海外のどの拠点で生産しても、日本と同じ品質を実現しています。

もう一つは、お客様一人ひとりの声に応える、柔軟なカスタマイズ力です。長年の経験に裏付けされた生産体制により、多様なニーズにも対応しながら、お客様が本当に必要とする製品を、確かな品質でお届けしています。

さらに、ISO認証をはじめとする数々の国際認証を積極的に取得するなど、私たちは、環境への配慮はもちろん、製品の品質、働く人の安全、そして社会全体への責任にも真摯に向き合っています。この「グローバル標準化」と「カスタマイズ力」。これこそが、確かな高品質を届け続ける、私たちの生産技術です。

第三者認証の取得についてはこちら

暮らしの中の見えないところに、価値をつける。
~目には見えないけれど、根幹を支える技術~

汚れたシャツが、クリーニングで真っ白になる。 雨が降っても、スポーツウェアが水を弾く。 シャンプーが、髪を優しく洗い上げる。 私たちの暮らしは、そんな「あたりまえ」でできています。

そして、その「あたりまえ」の裏側には、実は私たち日華化学の技術があります。私たちは、目には見えない「異なる物質の境界(界面)」に価値を生み出すことから、すべてを始めてきました。「洗う」「混ぜる」「泡立てる」「しみこませる」。一見、どこにでもあるようなこのシンプルな働きの一つひとつを、何十年という時間をかけて磨き上げ、未知の可能性を生み出す高度な技術へと深化させてきたのです。

その技術の結晶が、先にご紹介した「5つのコア技術」です。これらは、それぞれが高い専門性を持ちながら、決して単独で存在するものではありません。互いに連携し合うことで、繊維加工薬剤、頭髪化粧品、クリーニング用薬剤、電子材料・半導体加工薬剤など、さまざまな分野へと広がり、あなたの暮らしのあらゆる場面を根幹から支えています。昨日まで積み重ねてきた技術や知見が、今日の暮らしの「あたりまえ」を生み出す。そして、今日の挑戦を、未来のさらなる豊かさへ。直接、目に見えたり、手で触れたりすることはなくても、日華化学の技術は、いつでも、あなたの暮らしのすぐそばに存在します。

※機能・製品・市場については代表的な一例を記載