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超高速遺伝子解析用試薬の販売開始について
弊社では、遺伝子工学に技術革新をもたらす「超高速遺伝子解析用試薬」の事業化に取り組んでまいりました(2015年11月4日プレスリリース「超高速遺伝子解析用試薬の実用化に向けた取り組みを開始」をご参照下さい)。
前回お知らせいたしました、北陸先端科学技術大学院大学 藤本教授が発明した核酸試薬は、その後の研究の中で、遺伝子情報を判定できるだけでなく、遺伝子発現を制御できるなど、光を用いて自在にDNAを操作できることが判ってきました。このユニークな性質を用いた研究は学術的に高く評価され、先端医療だけでなく、ケミカルバイオロジー、ナノテクノロジー、環境分野などへの応用が可能です。
そして弊社は、藤本教授らと共同研究を重ねた結果、当社のコア技術である精密有機合成の知見を生かし、試薬量産体制確立の第一歩として、本試薬の工業スケールでの安定供給・品質の確保を実現しました。
さらに今般、当試薬「CNVシリーズ」を、DNA/RNA合成試薬、および修飾オリゴ核酸として業務提携先の北海道システム・サイエンス株式会社の協力を受け、生産・販売を開始し、ホームページも開設いたしました。
弊社では、今後も成長が期待される当ライフサイエンス分野において、さらなる貢献を果たしてまいります。
以 上