NICについて
Outline 世界中から人が集まり、協創と理想の働き方の実現を目指して。
繊維産業の世界的な産地である福井の地で1941年に創立した日華化学は、当初から「製品を売るにあらずして技術を売る」をモットーに、研究開発型メーカーとして、テキスタイルケミカル事業をメインに展開してきました。1967年、当時としては日本海側随一と言われた研究所を建設。繊維分野で培った界面活性剤の技術を、金属・紙パルプ・クリーニング分野に展開したのがこの時期で、当社の第一次変革期と言えます。海外展開への本格的スタートを切ったのもこの時期で、1968年には台湾に最初の合弁会社を設立しています。業容も拡大し、1984年に毛髪科学研究所、1989年には敷地内別棟に総合研究所(現NIC アネックス棟)を建設。
現在テキスタイルケミカル事業に続いて当社を代表する事業となった頭髪化粧品事業、高純度ビスフェノールSとその誘導体の精密化学品事業は、この頃に立ち上げたもので、第二次変革期と言えます。そして2017年11月に開所したNIC。化学品の界面科学研究所と頭髪化粧品の毛髪科学研究所が共存する施設は、世界でもまず例がありません。この特長あるNICが目指している第三次の変革は、世界中から知恵を集めた協創と技術革新を通じて、社会に貢献することです。「場が人を変える」との思いのもと、楽しく働くことを意識してデザインしたNICを触媒として、さまざまな人々と心を通わせ、イノベーションを創発していきます。
NIC全景。道路沿いにあったブロック塀を撤去し、外観もオープンになった。