グローバル展開 - テキスタイルケミカル -

技術と、情報と、笑顔を、グローバルに交換する。

NICCAグループは、現在8つの国と地域で、販売、製造、研究、マーケティングを行なっています。グローバルな仲間と価値観を共有しながら、世界中の人々と技術や情報、開発テーマや新しいアイデアを交換しています。

訪れるお客さまをお迎えするオープンフロアから4Fまで続く大通り、ラングミュア通り。先駆的な界面科学研究で1932年にノーベル化学賞を受賞したGE(米国)の研究者アーヴィング・ラングミュア氏から名づけられた。

訪れるお客さまをお迎えするオープンフロアから4Fまで続く大通り、ラングミュア通り。先駆的な界面科学研究で1932年にノーベル化学賞を受賞したGE(米国)の研究者アーヴィング・ラングミュア氏から名づけられた。

多国籍企業であるSolvayと当社は、1996年に合弁会社を設立(現ソルベイ日華株式会社)。ソルベー法は1860年に発明され世界を変えたソーダ化学工業の金字塔。創業者から5代目のJean-Marie Solvay氏(中央)が来社した。

多国籍企業であるSolvayと当社は、1996年に合弁会社を設立(現ソルベイ日華株式会社)。ソルベー法は1860年に発明され世界を変えたソーダ化学工業の金字塔。創業者から5代目のJean-Marie Solvay氏(中央)が来社した。

テキスタイルケミカル事業で長年のパートナーであるMagna Colors(英国)のHelen Parry氏(左)、Andy Lee氏(中央)が来社。

テキスタイルケミカル事業で長年のパートナーであるMagna Colors(英国)のHelen Parry氏(左)、Andy Lee氏(中央)が来社。

ドイツの炭素繊維研究クラスターCFK Valley StadeのCEO、G.Merz博士(左)が来社。当社は2015年から同クラスターに加盟している。

ドイツの炭素繊維研究クラスターCFK Valley StadeのCEO、G.Merz博士(左)が来社。当社は2015年から同クラスターに加盟している。

海外拠点パートナー会を開催。歓迎の意を表して、各国の国旗と民族衣装でお出迎えした。

海外拠点パートナー会を開催。歓迎の意を表して、各国の国旗と民族衣装でお出迎えした。

駐日ベトナム大使のグエン・クオック・クオン氏(左から2番目)ご一行が来社。

駐日ベトナム大使のグエン・クオック・クオン氏(左から2番目)ご一行が来社。

Open Innovation環境パフォーマンス向上で、サステナブルな成長を導く。

●界面科学×グローバル市場繊維産業での発展を力に。

NICCAのコア事業であるテキスタイルケミカル。本社のある福井は世界でも有数の繊維加工産地であることから、創業時以来の歴史を持つ事業です。一連の工程で使われる多様な薬剤を提供するだけでなく、課題解決の技術サポートも提案させていただくことで、お客さまの信頼を集め国内No.1のシェアを誇っています。繊維産業は、世界規模で見ると大きな可能性を秘めた「成長産業」。

NICCAは今年50周年を迎えた台湾日華を始め、中国、アジアを中心に早くからグローバルに展開し、世界の繊維加工工場やアパレル各社に製品や技術を提供しています。そしてNICCAは、テキスタイルケミカルで培った界面科学の技術を、紙・金属・クリーニング&メディカル、そして化粧品に応用展開してきました。その知識や経験は、NICの界面科学研究所・毛髪科学研究所に受け継がれ、イノベーションを実現するキーテクノロジーとなっています。

NIC天井の光拡散布は、国産の糸で作られた2色の生地にレーザー加工で穴をあけたデザイン。ここにも当社の加工薬剤が使われています。

NIC天井の光拡散布は、国産の糸で作られた2色の生地にレーザー加工で穴をあけたデザイン。ここにも当社の加工薬剤が使われています。

●繊維加工×欧米アパレル×環境大手アパレル企業への環境提案。

世界のテキスタイルケミカル市場でのさらなる成長を目指して、5年前から出展している、スポーツ用品の国際的な見本市「ISPO」や世界中の繊維加工関連企業が集う「上海助剤展」などの機会を生かした、多様なマーケティング活動を展開しています。また、大手ブランドが率先して推進するbluesignRやZDHCなどの繊維業界における国際的環境認証制度に日系繊維化学品企業としていち早く加盟し、環境配慮製品への転換を先導しています。こうした姿勢が評価され、face to face のコミュニケーションも回を重ねることで、最近では欧米大手ファッション/スポーツアパレルブランドとの連携も増え始めるなど、成果が現れてきています。

世界最大級のスポーツ・アウトドア用品展示会「ISPO」。

世界最大級のスポーツ・アウトドア用品展示会「ISPO」。

新たな連携でグローバルに活躍の場を拡げる。

●スピード×高品質×インド成長著しいインドでの展開。

インドは、中国に次ぐ世界第2位の繊維大国として知られています。最近同国で加工される繊維製品は、スポーツの浸透による合成繊維加工の内需が増え、また主な輸出先である欧米アパレルブランド向けの加工が大幅に増加し、ポリエステルをはじめ合成繊維加工を得意とするNICCAの力が発揮できる環境が整ってきました。そのような中、2018年2月にインド有数の繊維加工薬剤メーカーのレジル社と業務提携を結び、今後の活躍の場を広げようとしています。

日本以上に環境課題に厳しい欧米ブランドが主なお客さまであるレジル社は、サステナブル意識がとても高く、日本以上とも言える高品質を追求しています。また、競争が激しいインドではスピードに対して特にこだわりを持っています。NICCAもレジル社の要望以上の製品・技術開発だけでなく、そのスピードにも対応すべく取り組んでいます。調印から11ヶ月、すでにフッ素フリー系撥水剤等が大手ブランド向けに採用される等の実績が出てきており、今後も同社との連携でインド市場でのシェア拡大を目指していきます。

テキスタイルケミカル グローバルサイトはこちら→

「プロジェクト・キャンプ]での、ISPO2019ミーティングの様子。フッ素フリー系撥水剤、DMFフリー系ポリウレタン樹脂の最新技術を展示予定。

「プロジェクト・キャンプ]での、ISPO2019ミーティングの様子。フッ素フリー系撥水剤、DMFフリー系ポリウレタン樹脂の最新技術を展示予定。

NICで行われたレジル社との社長同士の業務提携調印式。

NICで行われたレジル社との社長同士の業務提携調印式。