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日華化学はこのたび、生態系や環境に対して安全な新しいタイプの難燃剤の開発に成功。繊維加工用難燃剤として商品化しました。主にカーシート用ポリエステル繊維の加工向けに、2012年度から本格的に国内外での市場展開をスタートします。従来から難燃剤に用いられてきたHBCD(ヘキサブロモシクロドデカン)全廃の動きの中、いち早く製品化にこぎ着けた日華化学。安全かつ高性能で環境負荷の少ない難燃剤を、世界の繊維産業に供給していきます。 |
繊維事業部 |
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新しい難燃剤の開発は2つのステップで行われました。最初はリン系化合物をベースに、安全性と難燃性、ポリエステル繊維への適合性を併せ持つまったく新しい化合物を創造するというステップ(=主原料の開発)。次がこの主原料を繊維加工工程で使える液状の薬剤に加工するステップ。この2段階で開発を進めました。 |
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本製品は安全基準の異なる国々の認可を受け、広く世界の市場に向け供給をスタートさせていく計画です。すでに中国や米国に対する登録申請も進めています。ニッカファイノンHF−2000シリーズを、非ハロゲン系繊維向け難燃剤のグローバルスタンダードに育てていければと願っています。今後はさらなる性能向上と環境負荷低減を目指し、例えば難燃剤の吸着率の向上や染色廃液の低減などに挑みます。日華化学はこれからも環境にやさしい製品づくりを行っていきます。 |