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日華化学株式会社は、創業時からの主力事業である繊維化学品分野にて、繊維製品への新たな付加価値を提供すると共に、これまで培ってきた技術やノウハウで、世界中のお客様の課題を解決してまいりました。特に、繊維業界全体の大きな課題のひとつである"環境負荷低減"についても、環境対応製品の開発や繊維加工工程改善を目指したソリューションの開発等に取り組み、繊維業界を先導してまいりました。世界的に環境や健康に対する規制がより厳格になる中、当社が2018年に日系企業として初加盟した環境認証団体ZDHC※1が主催するセミナーが、QTEC※2の協力のもと、日本で初めて6月7日(金)NICにて開催されました。

当セミナーでは、ZDHCの役員Lydia Lin氏よりZDHCプログラムに関する基本情報・最新情報をはじめ、繊維産業が直面している課題、またそれに対応する化学物質管理の最善手法等が紹介されました。大手アパレル、素材メーカー、染色加工場を含む国内の繊維産業に関わる約130名が参加し、質疑応答ではプログラムの詳細に踏み込んだ質問が続くなど、ZDHCや環境保全、またこれまで注目される機会の少なかったケミカルサプライヤーの役割の重要性に対する関心の高まりが伺えました。

QTEC福井試験センター杉本佳重氏からは、その業務内容とZDHCに加盟した経緯についての紹介がありました。また当社からは、イノベーション推進本部長松田光夫より、当社のこれまでの業界に先駆けた環境対応事例や、繊維産業のグローバルサプライチェーンメンバーとして環境保全・健康・安全に貢献するソリューションシステム等について紹介させていただきました。

当社は今後も世界中の繊維加工サプライチェーン(アパレル・小売・繊維加工メーカー・素材メーカー等)との積極的な関わり合いを通して、消費者、労働者、環境を持続的に保護することに配慮した繊維加工薬剤を提供し続けると共に、サステナブルな社会を目指すグローバル企業として日本と世界の架け橋となり、環境保全に寄与してまいります。

※1　ZDHC：添付過去のプレスリリースをご覧ください。
　　　　　　　　https://www.nicca.co.jp/company/243.html

※2　QTEC(キューテック)：一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター。2019年にZDHCへ加盟。