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開発最前線 ドライクリーニング用ソープ


日華化学のハウスホールドカンパニーでは、クリーニング店向けの各種洗浄用薬剤を製造販売しています。
ドライクリーニングで水溶性の汚れも油溶性の汚れも落とす「ドライスター W パワーS」は、お客様から高い評価を得て、ヒット商品となっています。
弱点を補う機能で二つの洗浄剤がヒット
開発を担当した研究開発本部ハウスホールド開発部クリーングループの末吉政智。

クリーニング店で衣類を洗濯する方法の代表的なものとして、ワイシャツやシーツなど水に対する耐久性の高い衣料品を、石鹸・洗剤などを用いて業務用洗濯機で水洗いする「ランドリー」と、背広やセーターなど水で洗うと縮んでしまう(ウールなど)衣類を、溶剤で洗う「ドライクリーニング」があります。

「ランドリー」は襟垢などに含まれる油溶性汚れを苦手としており、「ドライクリーニング」は汗・飲物・食べこぼしといった水溶性の汚れが得意ではありません。そうした弱点を補うドライクリーニング用ソープとして「ドライスター WパワーS」は登場し、人気を博しています。

“Wパワー”でサッパリした洗い上がりを実現し、ヒット

「ドライスター W パワー S」は、親水性機能と親油性機能を両存させる界面活性剤の特性を最大限に生かしたものです。
従来のドライクリーニング用ソープでは、汗などの水溶性の汚れを落とすことができず、黄色い汗染みが残ったり、除去されなかった汗の塩分によりゴワゴワした仕上がりになっていました。しかし、「ドライスター W パワー S」は、油溶性の汚れ落としに適応したドライクリーニング用ソープながら、苦手とする水溶性の汚れも除去します。

その特長を整理すると4点。
1. 一般的なソープが持つ油溶性汚れ除去力、再汚染防止性、帯電防止性に加え、水溶性汚れも除去するため、最良の洗い上がりを実現する点。
2. 従来のソープでは衣類の風合いにぬめり感が残ったものを、素材が本来持っている自然でやわらかな、しかもサッパリした着心地の仕上がりにします。
3. 石油溶剤の種類を問わず使用できるところ。
4. 抗菌剤配合である点。
発売は2005年7月。高い機能性を持たせるため開発にはおよそ二年かかりましたが、満を持して上市すると、水溶性、固形、油溶性など汚れの種類を問わず効果を発揮する画期的なドライクリーニング用ソープとして注目され、売上げも年ごとに倍々の伸びを見せています。ちなみに、“W パワー” の名称は、油溶性汚れ、水溶性汚れの双方に働くことから付けられています。

「クリーニング用洗浄剤の製造は成熟産業化し、国内市場は飽和してきています。しかし、お客様の抱える問題点を解決することで、ヒット商品が生まれる余地がまだまだあることを、ソイレージ YSやドライスター W パワー Sの成功で改めて確信しました」と、ハウスホールドカンパニー企画室室長の西野敏裕は話します。

日華化学は、クリーニング用洗浄剤の分野で既に業界トップシェアを誇っていますが、こうした顧客ニーズを汲んだ開発で、さらなる市場の拡大、シェアの拡大を目指していきます。
研究スタッフの試行錯誤の繰り返しの中から 画期的な商品が生まれた
モデル水溶性汚れ(青色)を
・「従来のソープ」で洗った場合(写真右)
・「ドライスターW パワー S」で洗った場合(写真左)


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