製品紹介・応用例
可逆的な光クロスリンク反応を行う人工核酸 CNVシリーズ
CNVシリーズの主な特徴
核酸の光架橋
CNVシリーズ含有オリゴDNAは366nmの光照射により、 1秒で相補鎖のチミン(シトシンは25秒)と
共有結合([2+2]光環化)を100%形成
CNV-KまたはDから見て、5‘側へ隣の塩基と水素結合しているピリミジン塩基と架橋します。
相補部位においてピリミジン塩基とプリン塩基とを識別(プリン塩基とは架橋反応しません。)
312nmの光照射を1分間行うことで、架橋が開裂
どちらの波長も、重大なDNA損傷を引き起こす可能性は低く、また、架橋部位の両側の配列が異なることによる光架橋への影響はほぼありません。
参考: Org. Lett., 2008, 10, 3227-3230
ChemBioChem, 2010, 11, 1661-1664
CNV-Kとチミンとの[2+2]光環化

DNA2本鎖でのCNV-Kによる光架橋

シトシンの光交換反応
DNAおよびRNAに対して変異を人工的に導入する方法のうち、DNA中のシトシンをウラシルに変換する方法としてバイサルファイト処理が報告されていますが、ピンポイントでの操作が難しいことやDNAの分解が問題となります。
CNVシリーズの光架橋反応を利用し、
核酸中の特定のシトシン(dC)をウラシル(dU)へ変異させることが可能
1. CNVシリーズを含むオリゴDNAが相補鎖のdC塩基と架橋
2. 2本鎖を90℃で3.5時間加熱
3. 相補鎖のdCの脱アミノ化反応が誘導される
4. CNVシリーズと共有結合しているシトシンがウラシルに変換
続けて312nmの光照射を行うことで、dCはdUに変換されたまま、架橋した核酸は開裂します。
この変換はCNVシリーズと架橋したdC塩基にのみ行われ、近接したdC塩基への影響はありません。
参考: ChemBioChem, 2009, 10, 1473-1476

DNAにおけるシトシンからウラシルへの光交換反応


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